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モネのソラ色
先日、日の昇る直前の海をみる機会があった。太陽はまだ顔を見せていないのに空はピンクとか薄紫に染まり、雲が溶けるような絶妙な色合いを醸し出していた。
この空を見てモネ展の絵を思い出した。
国立新美術館に集まった多くの作品は、モネの半生とも言える40年以上の幅に渡って作品を集められており、モネがどのように筆致を変化させていったのかが分かりやすく展示されていた。
モネの初期作品はまさに写真のように正確な描写をした作品が多かった。しかし、歳を経たモネの作品は筆致が荒々しく(大胆といえばいいのだろうか?)、それでもその風景が浮き上がってくるような絶妙な色合いを呈していた。その移り変わりを見ながら、わたしは「この人は物の形ではなくて光をみていたんだろうなぁ」と強く感じた。正確に描写しようとすればきっと使わないような色づかい、それでもその絵だと分かるのは人間には無意識に感じている光を、モネは読み取っていたんじゃないかと思えた。特にシチュエーションとして朝や夕方が多かったのはそんな光を強く感じられる時間帯だからではないだろうか?
曲を聴いただけで1音1音を解像するように、光をとらえ本当に感じている色を解像する。そんな「感性解像力」とでもいうような力を、自分も欲しいと思った。そしてそれを写真というツールで焼き付けたい。
昇る朝日を見ながら、清々しい気持ちになった。
2007 07 03 06:14 PM | permalink | comment (2) | trackback
